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D.ツェデブ他監修『音楽研究』

D.ツェデブ他監修『音楽研究(「モンゴル国の科学」叢書 第22巻)』、モンゴル国立科学アカデミー、ウランバートル、2009年(Л.Оюунчимэг,С.Соронзонболд,Ж.Энэбиш,Л.Эрдэнэчимэг, Хөгжмийн урлаг судлал(Монгол улсын шинжлэх ухаан 22),Улаанбаатар,2009.)

目次 
序文 モンゴル音楽の発生論 J.エネビシ
第1部 古代モンゴル部の音楽 L.エルデネチメグ、L.オヨーンチメグ
第2部 モンゴル宮廷の典礼音楽 S.ソロンゾンボルド
第3部 モンゴルの宮廷楽団の楽器 L.エルデネチメグ、L.オヨーンチメグ
第4部 ペルシア絵画に描かれたモンゴルの楽器 S.ソロンゾンボルド
第5部 モンゴルの伝統音楽概論 J.エネビシ
第6部 モンゴル諸部族の音楽 J.エネビシ
結語 J.エネビシ

序文 モンゴル音楽の発生論
 研究者たちはモンゴルの伝統音楽を分析するに当たり、個々の作品について特に注目し研究してきたわけでもなければ、それと分かちがたい自然環境や地理的な影響、芸能伝承者たちの、中でもその美的感覚、または表徴や象徴性にはごくわずかな注意しか払ってこなかった。
 モンゴルの自然や地理的条件、気候はそれそのものが音楽である。特に極端な差異を伴う四季の変化は人々の美的世界に音楽の幾千万もの光明、豊かな色彩のパレット、そして律動を与えるのである。
 遊牧民族であるモンゴル人にとって最も音楽に満ち溢れる季節は春である。春になると、陽光は輝きを増し、氷と雪は解け、緑は芽吹き、森羅万象が動き出す。風の力も増して山々を渡る風自身がホーミーとなる。葦や笹が風音を立てて歌う。凍っていた川は息を吹き返し激流を作り出す。水鳥たちは南の国から戻り、湖水に集い歌を歌う。母家畜たちのお産のころには遊牧民の家々では子家畜の声が聴こえ、併せて人々の労働の節が祖国の四方八方に響き渡る。
 世界が広がる夏がやってくると、乳や馬乳酒が溢れ、祭りが賑やかに執り行われる。競馬の騎手の子供たちの、馬を励ます「ギーンゴー」の歌声が草原に鳴り響く。祭りの広場からは力強い力士の呼び上げ、競馬の呼び出し、弓の名手を称える「オーハイ」の節がこだまする。家々では馬乳酒の香りが漂い、拳遊びの歌が絶えない。
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Yapony Bagsh

Author:Yapony Bagsh
Welcome to the world of Mongolian music! I've studied Mongolian language and musical culture in Ulaanbaatar(the capital of Mongolia) for one year. I hope you enjoy various music of Mongolic peoples.

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