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音楽の話をしよう

 自分の役割(目標)は、日本で、あるいは世界で、モンゴル音楽について「音楽の話」がもっとできるように、そのために貢献することだと思っています。
 これはモンゴルの音楽について、ガチガチの音楽美学的議論をしようというのではありません。もちろんそういった議論をきちんとできるようにすることも含めてですが、もっと広義の話です。モンゴル音楽に関する多くの言説が、「草原の国の」音楽、「発展途上の国の」音楽、と言う以上の物ではない場合がまだまだ非常に多い。そこで思考停止してしまっている。例えばモンゴル国の現代作曲家の作品が、「遊牧民族の末裔の作った、珍しい音楽作品」という受け止め方しかされない。
 そもそもモンゴル人の伝統音楽に関する研究なら、そのモンゴルや中央アジアの文化の「回廊性」等の観点や世界音楽研究の視点からまだやる価値があるとしても(筆者はこちらにも大いに興味があります)、はっきりいって小国で文化的影響力も少ないモンゴル国の近現代の作品など研究する価値はないという見方もあるでしょう。
 しかし、伝統音楽にしろ、現代音楽にしろ、ポピュラー音楽にしろ、とにかく紋切り型の説明ではなく、もっと音楽の中身がわかる、あるいはその音楽が歌われ、演奏され、聴かれる場の雰囲気や歴史が語られなければ、いつまでたっても思考停止、他者の文化への理解からは程遠い状態です。またステレオタイプな「モンゴル的」というパッケージングをしてしまうことで、モンゴル内部での多様な文化のあり方を見逃してしまい、また現代の個々人の創造的音楽活動の阻害ともなる可能性があります。
 と言うわけで、「世界音楽研究」「音楽学」「音楽評論」として成り立つような形でモンゴル音楽がモンゴル人以外の間で語り合うことができるようにし、他者理解の一助としたい、と言うのが筆者の希望なのです。
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Yapony Bagsh

Author:Yapony Bagsh
Welcome to the world of Mongolian music! I've studied Mongolian language and musical culture in Ulaanbaatar(the capital of Mongolia) for one year. I hope you enjoy various music of Mongolic peoples.

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